

美しかった御祓川沿いの風景
飴谷くじ店 ご主人 飴谷 信夫さん(73) 終戦後、満州から引き上げてきたとき、御祓川沿いに『柳』『桜』『松』などの美しい並木が続いていました。 ところが、今は戦前から残る木は数本になってしまいました。 私が学生のころは、小さな伝馬船がまだ行き来していて、自宅の近くに船着場がありました。 私は、そこからよく友達と釣りに出かけました。 当時の御祓川の水はきれいで、『うなぎ』『かに』『鮎』『いさざ』『ちんた』などが捕れました。 また、『青柏祭』のときは、近隣の港から多くの人がやってきて、船の上からデカ山を楽しみ、にぎわっていました。 今は七尾市の玄関は七尾駅ですが、当時は港が玄関だったのです。 |
人とモノが行き交った印象的な通り
モリ薬局 ご主人 守 亮一さん(75) 昭和8年に当時の七尾高等女学校の寮を移築して、現在の場所で『モリ薬局』を始めました。 当時の写真には、御祓川の石の護岸や立派な欄干のある橋などが写っています。 私は、この通りに、馬車や大八車などで『大豆』『キビ』『あわ』などを運ぶ人が行き来する様子を覚えています。 馬車や大八車からこぼれた穀物が、街道沿いの道端で発芽して、芽が出た光景が印象的でした。 また、街道沿いの住民が馬の糞を掃除している姿も今では考えられない光景です。 現在、この通りの工事に伴い、私どもの店はセットバックしましたが、店の斜め前には『無名橋』と呼ばれる所有者がいない橋があります。 これは、新しくなった幾つもの橋のなかで唯一当時の姿を残している橋です。 |
また華やかな街並みに
生駒町在住 蒲田 菊美さん(86) 私がお嫁にきた頃、我が家はこの通りで、産婦人科の病院をしていました。その頃の通りには、商売屋さんがたくさん並んでいて、とても華やかでしたね。 今は、商店街のお店もずいぶんシャッターを閉めていて、寂しくなってしまい残念です。 けれども、今、通り沿いに花を植えて、まちづくり・まちおこしの運動をしている人がいるようですね。 頑張って、努力してほしいなと思います。どこまで当時の華やかさを取り戻せるかわからないけれど、やってみなければね!! |
市がたっていた通りのにぎわいをもう一度
能登海上観光株式会社取締役社長 年代 重雄さん(83) 戦前の七尾港は、多くの海上運航の会社が物資を運び入れる七尾の玄関口でした。 北前船の名残でしょうか。北海道から石炭を積んで、帰りの船には海産物やムシロなどを積み込みました。 また七尾港は、近隣の問屋や商店に物資を運ぶ重要な道でもありました。 戦後、御祓川沿いには闇市があり、近隣から通う学生たちも農産物を販売して生活の足しにしていたようです。 また、盆市なども開催され多くの人たちでにぎわっていました。 明治の大火のときは、奥能登の民家を買い上げ解体して、それを船で運送し、焼け跡に組み立て直したというお金持ちがいたと聞いています。 年間40万人以上の人が船に乗り降りし、活気があった七尾港。当時のようなにぎわいが、また戻ってくることを願います。 |

道路が舞台になる大好きな街
リアルヘアカッティングYOU勤務 橋谷 好美さん(24) 学生時代の御祓川は、自転車や船などが捨ててあって、悪臭がして近づきたくない場所でした。 けれども、3年前に仲間と泰平橋の上を舞台に『でか山ライブ』を行い、すごく感動しました。 それからは、御祓川周辺のゴスペルのミニコンサートやキャンドルナイトなど、楽しいイベントに積極的に参加しています。 だから今は、大好きな街並み! 御祓川! ! になっています。 私の仕事場から御祓川や通りがよく見え、最近は、デートをしているカップルをよく目にします。デートスポットになっているのかな? と羨ましく思います。 楽しいイベント、デートをするなら、この通りがおススメですよ。 |
この通りを七尾の顔に! !
この通りでカフェを始めようとしている竹田伸一郎さん(59) 一本杉通りは、街並みに歴史を感じ、心が安らぎ、七尾で一番元気な通りだと思います。 それに比べこの通りは、残念ながら歴史がありません。また、まちの人が犬と散歩をしたり、観光客が店先をのぞいたり川を眺めながら歩きたくなるような通りになっていません。 さらに、木陰をつくる木や休むベンチもありません。 今は、ないない尽くしの通りですが、それでも私はこの通りに大きな期待をしています。 人が憩え、出会える道にする仕掛けをつくり、通りを元気にしようとする人が知恵を出し合えば、七尾の顔になっていくと考えています。 なんといっても、ロケーションがいいですから! |
素敵な通りに
ラジオななおパーソナリティ 土谷 香さん(31) 5年前に仕事で初めて七尾に来ました。 その頃、この通りは工事をしていたと思うのですが、夜だったせいか『暗い通り』というイメージが残っています。 その後、2007年に今の仕事でまた七尾に来た時に、道がキレイで、歩道が広く歩きやすくなっていて驚きました。 でも、まだまだ上手に使われていないように思います。いい場所になるかどうかは、“人”しだい。 大道芸人やパフォーマーなどが集い、みんなが楽しめるイベントがたくさんあるといいのになぁって感じます。 そして、多くの方がこの通りを訪れて、記念写真を撮って、その写真を見て、「この通りは七尾ね! !」とすぐにわかるような素敵な通りになっていってほしいです。 |
アオサギさん、大好きよ
春直呉服店の看板娘 春木 悠華ちゃん(3) 「お〜い、鳥さ〜ん!! 何してるのぉ?」「あ! 飛んで行った〜、バイバ〜イ! !」 と、みそぎ川に集まってくるアオサギに話かけながら散歩をしている悠華ちゃん。 もっとたくさんのお友達が、アオサギを見にみそぎ川や、この通りに遊びに来てくれたら嬉しいな。 |
